パルクールとは

パルクールとは?|パルクール初心者のための上達講座

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こんにちは!Tokyo PK WorkshopインストラクターのMitです。

このブログでは、パルクールを知りたい方、これからパルクールを始める初心者の方、パルクールの上達を目指す初中級者の方向けに、パルクールにおすすめな練習方法やトレーニングを紹介しています。

パルクールとは何だろう?

パルクールとは、「走る」「跳ぶ」「登る」といった、人間のできる様々な「移動の動作」の練習を通して、心身を鍛えるフランス発祥のスポーツです。「移動の動作」をベースに置くため、移動術と呼ばれることもあります。「移動の動作」と聞くと中々イメージしにくいかと思いますが、パルクールでよく練習される移動の動作には、主な以下のような種類があります。なお、ここでは障害物=コンクリートやレンガの塀のような四角い大きなハコ(直方体)などをイメージしてください。

  • 走る:いわゆるジョギングやランニングのような走る行為全般です。
  • 跳ぶ:その場で軽くピョンピョンと跳ねる動作、垂直跳びのように勢いをつけて高く跳びあがる動作、立ち幅跳びや走り幅跳びのようになるべく遠くまで跳ぶ動作(プレシジョンジャンプ)などがあります。
  • 登る:膝~胸程度の高さにある低めの障害物に対し、両手をついて上に登る動作(マウント)、壁にぶらさがった状態から壁の上によじのぼる動作(クライムアップ)、壁の正面に立ち、助走をつけて壁を蹴ることで手の届かない壁のてっぺんまでに跳び登る動作(ウォールラン)などがあります。
  • 降りる:障害物の上に立ち、両手をついて、勢いをなるべくつけずに地面に安全に降りる動作(ディスマウント)や身長よりも高い壁から、一度壁にぶら下がり安全に降りる動作(クライムダウン)などがあります。
  • 着地する:高所から下に飛び降りる際に衝撃を吸収するランディング、高所から前方に跳び降りる際に衝撃を受け身で前方に逃がすPKロールという動作があります。
  • 跳び越える:目の前の障害物の上を飛び越える動作です。一般にヴォルトと呼ばれ、非常に多くの種類があります。障害物に手をつくタイプのヴォルトがほとんどですが、つかないタイプ(ノーハンドヴォルト)もあります。
  • 跳び登る:膝~肩程度の高さの、立ち位置よりも高い位置にある障害物に対し、手をつかわずにジャンプして登る動作です。ボックスジャンプと呼ばれます。
  • 跳び降りる:立ち位置よりも低い場所に飛び降りる動作です。ドロップと呼ばれます。ドロップを行う場合は、安全のため必ずランディングまたはPKロールを行います。
  • 這う:四つん這いで地面を這うような動作です。一般にモンキーウォーク、キャットウォークと呼ばれ、基礎トレーニングの1つとして様々な種類があります。
  • バランスを取る:鉄パイプなどの細い足場上でバランスを取るレールバランスキャットバランスなどがあります。
  • ぶら下がりながら身体を振る:鉄棒、バーなどにぶら下がった状態で身体を前後に振る動作、バーからバーに身体を振った勢いで飛び移る動作(ラシェ)などがあります。

 

パルクールの魅力と楽しみ方

専用の道具が必要なく、気軽に始められる!

パルクールは周囲にある障害物に適応して、自分の身体のみで心身を鍛えていくトレーニング。そのため、パルクールを始めるのに専用の器具や装備は一切必要ありません。スポーツショップで市販されているような3000円以下のランニングシューズなどが1足あれば気軽に始められます。

新しい動作を身につけるたびに達成感を感じられる!

パルクールの基本は、自分のできない動作に日々挑戦し、その動作をマスターする(=偶然ではなく、完全に自分の身体でコントロールできるようにする)こと。今までできなかった動作に挑戦するには勇気がいりますが、時間をかけてトレーニングして新しい動作をマスターするたびに達成感を味わえます。パルクールの動作はとても多い上に、動作の対象となる障害物は世界中に無限に広がっています。新しい動作、新しい障害物に挑戦するたびに新しい達成感を味わえるのがパルクールの醍醐味です。

恐怖心を克服できる!

新しい動作に挑戦するには、勇気がいります。パルクールの練習では安全第一、無茶をしないことが大前提にありますので、失敗する可能性を下げるために、何度も何度も反復練習を行なった上で新しい動作に挑戦します。「挑戦してもケガをしない身体能力はある」はずだけれど「失敗の恐怖でメンタルが負けている」。そんな状況にパルクールでは日々直面しながら、自分自信と向き合い恐怖心を乗り越えていきます。恐怖心を克服すればするほど、身体だけでなく強いココロも手に入るのもパルクールの楽しさです。

強くて機能的な身体が手に入る!

パルクールでは体幹、腕、足といった全ての部位を満遍なく鍛えながら、移動の動作を練習します。そのため、パルクールの練習を続けていくと、私生活でも役に立つ強くて機能的な身体が手に入ります。パルクール実践者がバイク事故に巻き込まれた際、地面に叩きつけられる瞬間に日頃から練習していたおかげで大怪我をせずに済んだというPKロール、駅の階段を踏み外しても捻挫をせずに着地できるリカバリー、高い壁の上に挟まってしまったボールでも軽々取りにいけるウォールランクライムアップでの人助け術など、パルクールは役立つシーンが満載です。パルクールで鍛えた能力は自分のためだけでなく、人助けにも積極的に使ってみましょう。

 

パルクールのルールとマナー、心構え

パルクールに特定のルールはありませんが、パルクールの実践にあたってはマナーを守るのが鉄則です。パルクールの練習場所を増やし楽しくトレーニングするためにも、マナーを守りましょう。また、パルクールにはその歴史的背景から、大切にされている心構えがいくつかあります。最初は動くので精一杯かもしれませんが、余裕が出てきたらパルクールの心構えにも意識を向けて、その意味を考えてみましょう。

パルクールのマナー

  • 私有地に入らない。不法侵入をしない。
  • 公共の物を壊さない。
  • 人との衝突可能性がある状況では練習しない。
  • 公園などで練習する際に、子供の遊び場を占有しない。
  • 無茶をしない。

パルクールの心構え

  • Be strong to be useful:強く在れ。機能的で在れ。
  • We start together, we finish together:一緒にトレーニングを初めて、一緒にトレーニングを終わる。
  • No competition:人と競ってはいけない。パルクールは自分との戦いだ。
  • Train hard, stay humble:トレーニングは常に厳しく、ココロは常に謙虚に。
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